2月11日に来航していた第三管区海上保安本部所属の巡視船「あきつしま」が2月16日の朝、広島県呉市にある海上保安大学校を出発。次の目的地である鹿児島へ向かった。
穏やかな朝を迎えた瀬戸内海を約13ノット(22キロメートル)で航行。
まぶしいくらい白い船体が朝日に光らせ、午前9時ごろに奈佐美(なさび)瀬戸を通過。そのまま宮島の裏側を横目に見ながら航行し現在も南下を続けている。
広島県は第六管区海上保安本部の所轄内でもこれほどの大きな船は配属されていない。
次にお目にかかる日といつかな?と思いつつ、美しいフォルムにしばらく見入っていた。
あきつしまは、茨城県から静岡県まで所轄している第三管区海上保安本部所属の巡視船。昨年11月28日にジャパンマリンユナイテッドから引き渡された。
全長約150メートル、総トン数は約6,500トンで、巡視船としては世界最大級の大きさ。海賊やテロにも対応できるように造船されていて、尖閣諸島周辺の警備やマラッカ海峡での海賊船からの護衛にも参加する予定だという。